よくあるご質問
機器間のRS232C接続には複数の配線方法があると聞いたのですが?【電気一般について】
【RS232C接続】
デバイス相互間のやり取り
A) 3 線式(その 1)
やり取りを可能にするためには、先ず、自分の出力を相手が受け取ることが必要です。コネクタを
細工することは実用性がありませんから、データ線をクロスさせます。
最も単純には、データ線を介してデータの授受ができれば、それで十分です。制御信号線のやり取
りは行いません。制御のためのやり取りが必要なときは、データ線を利用して、制御情報をやり取りします。
B) 3 線式(その2)
データ線はクロスさせます。制御線は、自分が出したものを自分が受けます。擬似的に、相手と
やり取りしているのと、同じやり取りを行うことができます。
本当に相手とやり取りしているのではありませんから、実用上の意味はありません。しかし、
相手と制御信号のやり取りをするソフトウェアを、そのまま利用することができます。
C) 7 線式(その 1)
データ線はクロスさせます。制御線も、対応する信号線をクロスさせて接続します。RS232C と
同じ意味でのやり取りは不可能ですが、やり取りする信号の種類を最大に活用することができます。
各システム毎に、制御の意味を定義して使用します。
D) 7 線式(その2)
データ線はクロスさせます。RS232C の制御信号の中で、最も汎用性と必要性が高いのは、送信
要求(RTS)に対する送信許可(CTS)のやり取りです。この方式では、RTS/CTS のやり取りを行いま
す。送信要求を発行する側が決まっているシステムでは、発行側が、送信要求を出します。両者が
対等の場合にも、送信要求が発生した側から、送信要求を出します。
要求側は、RTS を発行します。相手側は、その RTS 信号を、DTR によって受け取ります。そして、
DTR から要求側の CTS に対して送信許可を出します。
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